
肝臓の機能とは、アルコールや老廃物の分解やエネルギーの代謝などが主ですが、細かく分類するとその機能は500種類にものぼります。
そのため常にフル稼働している状態で、必要な栄養素が足りなければ肝臓自体がうまく機能しなくなってしまうのです。
そのため、肝臓がうまく働いてくれるよう促してくれる栄養素を意識的に摂取することが重要になります。
肝臓に良い栄養素としては、オルニチン・クルクミン・タウリンが代表的です。
オルニチンはアルコールなどの人体にとっては毒素となるものを分解する作用を高めてくれます。
肝機能の向上にも効果があり、体力維持に役立つ栄養素です。
クルクミンは毒素の分解だけでなく、中性脂肪や内臓脂肪の対策に効果的といわれています。
タウリンは胆汁を生成し、脂肪の分解に役立つ栄養素です。
肝臓自体の修復にも作用するので、肝機能が低下しているときには必須の栄養素といえるでしょう。
肝臓にいい代表的な食べ物
肝臓にいい代表的な食べ物としては、前述のオルニチン・クルクミン・タウリンを多く含むものと考えて良いでしょう。
他にもアミノ酸やビタミン類も肝臓に必要な栄養素です。
アミノ酸やビタミンB群を摂取することを考えると、豆腐や納豆などの大豆製品や枝豆といった豆類、ナッツを食べる必要があります。
また、キャベツに多く含まれるビタミンUも毒素分解に役立つ栄養素です。
毒素分解にはにんにくや梅干し、もやしも有効なので、副菜として積極的に摂取すると良いでしょう。
そして、クルクミンを摂取しやすい身近な食べ物としてカレーが挙げられます。
カレーに入っているスパイスであるターメリックにクルクミンが豊富に含まれているのです。
さらに良質なタンパク質を適度に摂るという意味でも、牛乳を適量とることが肝臓をいたわることにつながるともいわれています。
このように、肝臓にいい代表的な食べ物はとても身近な食材が多いので、ちょっと意識して摂ってみるにも簡単に取り組めるでしょう。
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